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ゼロデータリテンション

ゼロデータリテンションは組織単位の設定です。この設定の下では、ai& はプロンプト、レスポンス、ファイルを各リクエストに応答する間だけメモリ上に保持し、ストレージには一切書き込みません。

この設定がオフの場合、ai& が内容を保存するのは機能上必要な場合だけです。内容ログがオンの間のリクエスト本文、ファイルとして保存されるインライン PDF とアップロードしたファイル、プロンプトと動画を含む動画ジョブがこれに当たり、いずれも 30 日以内に削除されます。

オンにするまではオフです。アカウントの初期設定でオンにでき、その後は組織の管理者が Console の Settings → Organizations でオン・オフを切り替えられます。変更は約 1 分以内に組織のすべての API キーと Console セッションに適用されます。

エンタープライズ契約で求められる場合は ai& が設定をロックし、その場合は担当チームだけが変更できます。

機能ゼロデータリテンションの下で
Chat Completions、Responses、Messages通常どおり利用できます。/v1/responses はどの組織でもレスポンスオブジェクトを保存しません。
インライン画像通常どおり利用できます。モデルに渡されるだけで保存されません。
インライン PDF利用できますが、ファイルとして保存せずメモリ上で描画します。インライン PDF を参照。
リクエストログオフになり、オンにできません。GET /logs/settings は "data_retention": "zero" を返し、オンにする PATCH は 403 を返します。
Files API と Uploads APIアップロードは 403 で拒否されます。設定前に保存されたファイルは後述のとおり削除されます。
動画生成403 で拒否されます。動画ジョブはプロンプトと生成した動画を保存するためです。
外部プロバイダーが提供するモデル403 で拒否されます。そのプロバイダー自身の保持ポリシーが適用されるためです。auto は ai& が提供するモデルにのみ振り分け、分類のためにリクエストを外部プロバイダーへ送ることもありません。

拒否されたリクエストは次を返します:

{
"error": {
"message": "File upload stores content, so it is unavailable to an organization on zero data retention.",
"type": "authorization_error",
"param": null,
"code": "zero_data_retention"
}
}

インラインで送られた PDF(Chat Completions または Responses の file_data、Messages の base64 の document ブロック)は、メモリ上でページごとに描画され、画像としてモデルに渡されます。ファイルは作成されず、リクエスト間で再利用もされないため、同じ PDF を再送すると再度描画されます。

ページはリクエストの間メモリ上に保持されるため、他の組織より上限が厳しくなっています:

  • 1 つの PDF は最大 100 ページ
  • 1 リクエストあたりの PDF は最大 16 MiB
  • 1 リクエストあたりの描画済みページ画像は最大 10 MiB

それより前のメッセージの PDF によって 1 リクエストあたりの上限を超えた場合は、モデルのコンテキストウィンドウを超えた場合と同じく、コード context_length_exceeded(Messages では prompt is too long)の 400 で拒否されるため、エージェントは履歴を圧縮できます。最新のメッセージの PDF だけで上限を超える場合は、コード invalid_value の 400 で拒否されます。

ゼロデータリテンションの対象はリクエストの内容です。以下は課金と運用に必要なため保持されますが、いずれもプロンプトやレスポンスの本文は含みません:

  • リクエストのメタデータ: リクエストごとのモデル、トークン数、コスト、ステータス、時刻。リクエストログ に表示されるものと同じ行で、365 日間保持されます。
  • プロンプトキャッシュ: キャッシュ済み入力トークンの料金計算のため、各プロンプトの先頭部分の一方向ハッシュとトークン数を 10 分間保持します。ハッシュは本文ではありません。
  • モデルの作業メモリ: 生成中、モデルはプロンプトの中間状態(KV キャッシュ)を GPU とサーバーのメモリに保持します。ストレージには書き込まれず、1 日以内に破棄されます。
  • 運用ログ: リクエスト ID、ステータスコード、処理時間。プロンプトやレスポンスは一切含みません。

オンにすると、組織がすでに保存している内容は削除され、後でオフにしても元に戻りません。確定する前に、削除されるファイルと動画の件数が Console に表示され、保存済みのリクエストログをダウンロードできます(GET /logs/export)。

  • ファイルは 15 分以内に削除され、進行中のアップロードは取り消されます。
  • 保存済みのリクエストログと完了した動画は 1 日以内に削除されます。生成中の動画は完了まで処理され、完了から 1 日以内に削除されます。

法的保全などで保存が義務付けられている内容は、保全が解除されるまで保持されます。過去の動画リクエストのモデレーション記録(プロンプトを含む)は、不正利用の証拠として 30 日間保持された後に削除されます。

リクエストログは、管理者が Settings → Organizations で再度オンにするまでオフのままです。設定がオンの間に削除されたものは戻りません。